土地を探し始めて3ヶ月~半年。ネット上で気になった土地を何件も現地確認して、100%希望を満たすわけじゃないけど、「ここなら」と思える物件に出会って、価格も、まぁ相場どおり。
とはいえ、すぐに購入決断とはいかないですよね。何百万円、何千万円もする買い物だし、下手したら一生住む場所を決める決断になるわけですから。
なかなか決断できない、けれどどっかで決断しなきゃいけない。ということで、土地購入において、後悔しないためのポイントをまとめます。
慎重かつ大胆に決断を
土地の購入にあたって念頭に置いておくべきは、
①同じ土地は一つとしてないこと
②希望の建物を建てることができて初めてその土地に価値があると言えること
だと思っています。
ということで、条件に合う土地を見つけたならば、すぐさま、なんらかの行動を起こすべきです。現地を見に行ってみる、仲介している不動産屋を訪ねてみる、など。「いいかな?どうかな?」と迷っているうちに売れてしまっては、二度とその土地は購入できません。
一方で、条件に合う土地に巡り合って、急いで購入してしまった後に、実は法令上の制限があって希望していたような建物が建てられない、となってしまっては元も子もありません。斜線制限で3階建てが建てられない、とか、大開口の窓を考えていたけど防火地区だったから無理、とか。ホントに色々と制約が出てくるものです。
依頼先の建築事務所の選定を同時並行で進める
そこで、スピーディーに、かつ希望の家が建てられるか必要な確認をしつつ購入を決断するため、土地の購入と設計を依頼する建築事務所を同時並行で決定します。
具体的には次のような流れになります。
(1)ネットで土地を探しつつ、建築事務所のピックアップしていく
(2)いくつも土地の現地確認をしつつ、気になる建築事務所(3社程度)を訪問する。この時点で、「土地から探していること」、「建物に関する希望・要望・条件」、「複数の事務所に声をかけていること」を伝えておく。
(3)めぼしい土地が見つかったら、不動産屋から資料一式をもらう。この際、不動産屋には「この土地に希望するような家が建つか、設計を依頼する建築事務所に相談したいから、少し時間がほしい」旨を伝える。(最低でも2週間は待ってくれるはず)
(4)候補の建築事務所に、土地の資料を渡しつつプラン策定を依頼する。
(5)不動産屋への購入するか否かの回答期限までにプランを提示してもらい、プランの内容や対応の良しあし、フィーリングで設計依頼先を決定するとともに、土地の購入可否を決定。
メリット・デメリット
この進め方のメリットとしては、
- 希望するような建物が建つかどうかを確認したうえで土地の購入を決定できる。場合によっては、「この土地はやめたほうがいいですよ」というアドバイスが得られる
- 建築事務所という第三者を巻き込むことで、「やっぱり決められない!」という優柔不断な態度を回避できる
- 土地の購入、設計依頼先の両方の決定を、出来上がる家のイメージをもって判断できる
一方、デメリットとしては、
- 契約締結後でないと具体的プランを提示しないという建築事務所もある
ここでの判断が家づくりの実質的スタート地点
いずれにせよ、不動産屋と建築事務所に契約したいと連絡をすれば、あとは、あれよあれよと話が進んでいく(進められる)ことになります。
ということで、家づくりにおいては、ここの判断が実質的なスタートです。後悔のないように、でもいつまでも判断を遅らせることがないように勇気を持って第一歩を踏み出してください。
次からは、我が家の「家づくりを思いたってから、土地の購入と建築事務所決定」までの実録をご参考に紹介します。
次の記事 → 「【実録~1~】 私の土地購入まで(前日譚)」
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