初めての台湾2泊3日旅行も最終日です。15:45発の帰国便まで特に予定もなく、余裕をもって過ごしました。
初日、2日目の旅行記はコチラからどうぞ。
シェラトングランデ台北の朝食バイキング
昨日に続いて、朝食はホテルのバイキングです。山盛りの魯肉飯を中心に食べますが、前々日、前日と満腹の状態が継続しており、思うように食べられませんでした。
せっかくのメニュー豊富なバイキングなのに(泣)。ただ、特に最終日はアレコレと観光の予定もありませんので、ゆっくりと食事を楽しみました。
二二八記念公園や日本総統府周辺を散策
ゆっくりと朝食を食べた後は、正午のホテルチェックアウト時間まで、城内といわれる地域にある二二八記念公園と旧日本総統府を散策しました。
シェラトングランド台北からは、台北駅方面にゆっくり歩いても15分ほどです。
二二八記念公園
台湾では、第二次大戦後、日本の植民地支配が終わり、中国国民党に行政権が引き継がれたものの、政治・行政の腐敗があまりにもひどかったそうです。そんな中、官憲の本省人(台湾人)に対する暴行事件をきっかけ全国に広まったデモ活動に対し、逮捕・拷問、無差別発砲などによって3万人近い台湾人が殺害処刑されたという二二八事件といわれる出来事がありました。
その後40年間も戒厳令がひかれ、一党独裁の強権政治が続いていたそうですが、李登輝政権以降、民主化が進められ、この事件に対する再評価も進んだそうです。そんな中で、犠牲者を慰霊するために、それまであった「台北新公園」の名称を変更して、色々と慰霊のための施設が作られたそうです。
公園自体は、都心における市民の憩いの場という感じでした。たくさんのリスがいて、多くの人が餌をあげていました。人に慣れているようで近寄っても逃げていきません。
園内には、国立台湾博物館の重厚な建物もありましたが、あいにく月曜日は休館で中の見学はできませんでした。
旧日本総統府
二二八記念公園を後に旧日本総統府に向かいます。が、その前に4月の亜熱帯気候の暑さにばて気味になり、スタバで休憩を取ります。
香港などでもそうですが、建物の外観は古くても、内装はきれいにリフォームされ、おしゃれな雰囲気になっていることがありますが、台北のスタバも古い建物のレトロな雰囲気は残しつつ、きれいな店内でした。
旧日本総統府が近づいてくると、ガイドブックの写真などで見るよりも、重厚で長大です。圧倒されます。敷地周辺には私服警官っぽい人も含めて多くの人が警備にあたっています。敷地内にはライフル銃をもった官憲もいるようです。
建物正面から写真撮影しようとしたところ、私服警官らしき人物から「ダメだダメだシャオリーベン。写真は道路を渡った向こう側からだ!」、とは言われていませんが、ジェスチャーで指示されました。
一応、公道上なのに写真撮影が制限されてしまうあたり、一党独裁軍事政権時代の名残なのかなと思ってしまいます。
いずれにせよ、周辺の官庁の建物や台湾大学は、そのどれもが重厚でレトロな建物で、1時間程度散策だけでも十分に台湾の歴史に触れられます。
台北市内から桃園国際空港へ
海外旅行では、帰りの空港での免税店ショッピングも楽しみの一つにしていますので、早めに桃園国際空港に向かいます。
台北市内からもっともわかりやすいのは、台北駅前の台北西站A棟から空港バスで向かう手段ではないでしょうか。
台北駅へはシェラトングランデ台北から地下鉄で一駅と、この点でも移動の便利さを実感します。地下鉄台北駅からは案内看板に従って、その名の通り、台北駅の西側に進むと、思ったよりこじんまりしたバスターミナルがあります。
台北西站A棟のバスターミナルでは、空港と同じようにバス会社各社のチケット販売窓口が並んでいます。特にバス会社にこだわりはありませんが、一番本数が多そうな国光客運にします。
窓口でチケットを購入し、乗車口の列に並びます。たまたまタイミングよく、出発時間までそれほど待つことなく、列の前方に並ぶことができバスに乗車することが出来ました。列の後方は乗車しきれずに次にバスに、ということになっていましたので、早めに列に並んだ方がいいと思います。
乗車の際、荷物はトランクに預けますが、自分が降車するターミナルを伝えます。私はJAL便なので「ターミナル2」と伝えます。
国光客運のバスは、行きの大有バスよりきれいです。ルートも桃園市内を通過せず、空港近くまで高速道路でアクセスするため、時間も多少短かったように感じました。
桃園国際空港
海外旅行に行く際の、私のひそかな楽しみは、「バーガーキング」に行くことです。日本国内のバーガーキングは日本人向けなのか、ドリンクやフライドポテトは中途半端にサイズダウンされていますが、海外では「バーガーキング」の名のとおり、無駄にでかいサイズのままです。
桃園国際空港内にも、制限エリア外、エリア内の両方にバーガーキングがあり、海外サイズを楽しむことが出来ました。
桃園交際空港内ターミナル2の免税店は、横長の建物に沿ってありますので、いろいろな免税店を覗こうと思うと、かなりの距離を歩くことになります。今回、端から端まですべての免税店を覗いてみましたが、出向審査のある建物の中央から、おおむね左右対称に同じような店が並んでいますので、自分の搭乗口がある側の半分を回れば、全ての免税店を見ることができます。
キャプテン・アメリカ シヴィルウォーの公開が近いため、キャプテン・アメリカが建っていましたので、記念撮影をして帰国しました。
2泊3日と短い旅程でしたが、日本から近く、食事もおいしく、台湾人も非常に洗練された都会的な人たちのように感じ、また小龍包を食べに訪れたいと思いました。
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