【実録~1~】私の土地購入まで(前日譚)

これまで、私なりの後悔のない土地購入についてまとめてきました。ここから、私の「家を建てよう」と決意してから土地購入までを、実体験に基づきご紹介します。

事前の知識もなく、下調べやネットでの情報収集もあまりしなかったので、行き当たりばったりでしたが、そのあたりの紆余曲折も参考になればと思います。

社宅住まいは営業マンの恰好の餌食

それまで私は社宅に住んでいました。社宅というと「煩わしい人間関係」に敬遠されることもありますが、私が住んでいた社宅は大規模(250世帯ぐらい居住可)だったこともあり、とくに社宅内のお付き合いが煩わしいと感じたことはありませんでした。

それどころか、周囲は同じような生活水準で同じような家族構成なので、妻や子供は気の合う仲間を見つけて、ご近所付き合い的には快適に暮らしていました。

ただ、設備の老朽化だけは本当にひどいものがありました。築50年以上の鉄筋コンクリート造。社宅ということで、定期的なリフォームなどはなく、建具や水回り設備も、50年前のものが使い込まれたままという状況でした。

風呂はこんな感じです。ビックリなのが、この湯船、置いてあるだけなんですよ!固定されてない。

syatakuhuro

あと、トイレのタンクには「toyotoki」と銘記されていました。

toyotoki

これは、TOTOがTOTOになる前、1960年代まで東洋陶器株式会社だった時代の代物です。そんなのが現役で稼働していたわけです。

そのため、我が家も含めて誰しもが、「今どきの設備で快適に暮らしたい」「できれば早く出ていきたい」と考えていました。

そんな状況を、マンション販売やハウスメーカーの営業マンが放っておくわけがなく、私の住んでいた社宅は、彼らにとっての草刈り場となっていました。ポストには毎日のようにマンションや建売住宅、ハウスメーカーのチラシが大量に投げ込まれ、週末には営業マンがピンポン、ピンポン鳴らします。

そんな状況でしたので、具体的に家づくりを思い立つ前から、おまけでもらえる景品(有名店のスイーツや高級和牛とか)につられて、マンションのモデルルームやハウスメーカーの現地見学会には、定期的に、しかも結構な頻度で足を運んでいました。

見れば見るほどピンとこなくなるマンションのモデルルーム

当初はハウスメーカーの現地見学会よりも敷居が低く感じられたマンションのモデルルームによく行っていました。最初の1~2回は、最新のキッチンやお風呂の設備に惹きつけられ、モデルルーム自体がキラキラ光って見えたのですが、4回、5回と行くうちに、どのマンションも同じに見えてきます。

建っている場所が違うだけで、どのマンションも同じような広さ、間取り、設備。物件ごとの特徴が分からなくなり、急速にマンションに対する興味が失われました。

また、限られたスペースで住空間を確保するため、どの物件も、収納スペースが圧倒的に足りないようにも感じました。当時住んでいた社宅が古い割に収納だけは豊富(すべて押入れですが)だったため、余計にそう感じたのかもしれません。

 一条工務店の引渡し前物件を見学する

そうこうするうちに上の子供が2歳や3歳になり、子どもを持つ親なら誰もがそうするように、我が家もアンパンマンショーがあるたびにハウジングセンターに通うようになりました。アンパンマンショーがあれば、少し離れた街のハウジングセンターまで足を延ばすこともしばしばでした。

そんな中で、たまたまモデルハウスに入った一条工務店の営業マンが、近所に引渡し前の物件があるから案内させてほしい、と泣いて頼むので(ウソです。泣いてはいません)、後日見学させてもらいました。

なんとなく「いつかは自分も家を建てるのかな」と思っていたので、「劇的ビフォーアフター」や「完成ドリームハウス」はいつも欠かさず見ていました。ですので、一条工務店に見学させてもらう物件も、テレビ番組に出てくるような家を想像してしまっていました。が、続けざまに2軒見学したのですが、いずれも建売と大差ない、特に特徴がないなと感じられる家でした(その家のお施主さんには大変申し訳ありませんが)。

うまく表現できませんが、「玄関」、「リビング」、「キッチン」、「寝室」、「お風呂」、「トイレ」の各パーツを組み合わせただけハコモノという印象でした。案内してくれた営業マンは「どうですか、一条工務店は。有りですか、無ですか」と意味不明の二択を迫ってきます。(その二択なら無しだわ!)と思ったものの、「・・・まだわかりませんね(苦笑)」とお答えするのが精一杯でした。

ということで、一条工務店がハウスメーカーの全てではないものの、ハウスメーカーというものに対する興味も失われてしまったのでした。

へーベルハウスに心惹かれる

ある日、近所に「街角へーベルハウス」なるものが建ち、見学するとお土産がもらえるとのことで、またお土産目当てに見学に行きました。

で、見学してみると、予想と異なり、かなり魅力的な家に見えるのです。30坪ほどの狭い敷地に3階建てだったのですが、2階の6畳ほどの広めのバルコニー、そこに面したリビングには大開口の窓。仕切りが少なく広く感じる間取り。

私たちの様子から、かなり前のめりなものを感じたのでしょう。その後、営業マンが土地の情報を持って社宅に来るようになりました。

デザイン志向の建築会社

ある日、いつも大量にポストに投げ込まれるチラシの中に、いわゆる「デザイン志向の建築会社」のオープンハウスのチラシがありました。

聞いたことがない会社名でしたが、チラシのデザインや掲載されている家の写真がお洒落な感じだったため、見に行くことにしました。特にお土産ももらえないのにです。

そこで見た家は、これまで見てきたハウスメーカーで建てられた家とは、まったく異なるものでした。規格化されていないというか、まさに、「劇的ビフォーアフター」や「完成ドリームハウス」に出てきそうな家だったのです。

なるほど、と。そういう選択肢もあるのか、と。そこからハウスメーカー以外で家を建てるという選択肢を意識しはじめ、同じようなデザイン志向の建築会社を検索したり、設計事務所に設計を依頼するという手法を知るようになりました。

家を建てようと決意する

ここまでは、具体的に家づくりに取り掛かろうという意識もなくやってきました。

それが、忘れもしない平成24年の正月のことでした。あれ?違ったかな。あれ忘れちゃったな。まぁ、いいや。とにかく年末年始の休み中、きったねー社宅でぼーーっとテレビを見ていた時に、特にきっかけもなく「よし!今年は家を建てよう」と決意したのでした。本当にきっかけはありませんでした。

子どもが幼稚園の年中になる年でもあり、意識はしていませんでしたが、小学校に上がるタイミングまでには、という思いもあったのかもしれません。何事も早め早めに手を付けていかないと、ドキドキしちゃうタイプです。

妻に、「そろそろ家を建てようか」と切り出すと、さんざんモデルルームなどを見て来たこともあり、「どこから手を付ける?」というような反応で我が家の家づくりが始まったのでした。

すでにこの時点では、マンションやハウスメーカーで建てるという選択肢は自分たちの中にはなく、デザイン志向の建築会社か、設計事務所に設計を依頼する、という方向性ができていました。

次の記事→ 【実録 ~2~】私の土地購入まで(土地と設計事務所探し)


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【実録~1~】私の土地購入まで(前日譚)」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: いかに後悔なく土地の購入を決断するか | 理想の家で旅するように暮らす記

  2. ピンバック: 【実録 ~その3~】私の土地購入まで(購入決定) | タビグラス

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