年末年始のお休み中に、突然思い立った家づくり。ネットで土地を検索しつつ、設計事務所に電話して事務所を訪問したり、オープンハウスを見に行くものの、なかなか具体的には進展しない状況が続いていました。
これまでの状況は以下の記事をご覧ください。
→ 【実録~1~】私の土地購入まで
→ 【実録~2~】私の土地購入まで
そんな中、3月下旬、毎日のように不動産情報サイト「アットホーム」で土地を検索してた妻が、「なかなか良さげな物件がある」と、これまでたくさん見てきた「うなぎの寝床」形状とは異なる土地を見つけてきました。
初めて「これは」と思える物件に出会う
妻が見つけた物件の概要はこんな感じです。
■27坪 南東向き
■地下鉄の最寄駅から徒歩6分
■会社から直線距離で3.5km(自転車通勤が可能な距離)
■形状は台形(ほぼ三角形) 道路に広く面し、奥行きが短い
我が家の土地探しの条件はすべて満たしています。多少気になる点は、30坪前後の土地を探していながら、27坪は少し狭すぎるかな、ということだけです。さっそく「アットホーム」上で不動産会社に資料請求しつつ、その週末に現地を確認しに行きました。
現地は、せまい道路が入り組む昔ながらの住宅街の中にありました。周囲は空き地や古い平屋建て、駐車場が多く、周囲の圧迫感がありません。また前面道路は4mと余裕はないものの、幹線道路から近く、車の出入りが困難ということもありません。むしろ、幹線道路から近い割に静かな環境でした。
あと、これは実際に住んでから感じていることですが、区役所や保健所、図書館が近くて便利、都市高速のインターから車で3分程度ととても便利、桜並木が近く春には窓から満開の桜を眺められてよい、ということです。
一方で気になる点としては、
■27坪は現地で見るとやはり狭い
■前面道路が4mと狭い(車の擦れ違いは困難)
■ラブホテルが近い
ということでした。(が、これらは実際に住んでみると、いずれもデメリットとして感じることはなくなりました)
これまでに多く見てきた「うなぎの寝床」状の土地と異なり、狭いながらも開けた明るい印象のあるこの土地に、夫婦とも「いいんじゃないか」と意見が一致し、現地確認したその足で不動産会社を訪問することにしました。
↓ ↓ ↓ 現地の写真です。(更地の状態で見るととても狭く感じます)
不動産会社を追い返される
その土地には、さる大手不動産会社の看板が立っていたことから、その看板に記載されていた付近の支店を訪問してみました。賃貸住宅の仲介する不動産会社には何度か行ったことありますが、不動産の売買を主に扱う不動産会社ははじめ他だったため、緊張して入店したことを覚えています。
私:「〇〇〇の土地に興味があり、現地に看板があったので来ました」
若手男性店員:「ネットで資料請求などはしていませんか」
私:「アットホーム上で資料請求しました」
若手男性店員「であれば、そちらの不動産会社に行ってください。トラブルになると嫌なので」
こんな感じで追い返されてしまいました。不動産業界の常識なのかわかりませんが、なにか釈然としないものを感じました。
後日、改めて資料請求した方の不動産屋を訪問して色々と話を聞くことになりました。
不動産屋で決断を急かされる
資料請求をした不動産屋には翌週の日曜日に訪問しました。個人で経営しているようなこじんまりした事務所でした。
目当ての土地についていろいろと伺っている最中に電話が鳴りました。どうやら我々と同じ土地の資料請求の電話のようです。でも、いかにもタイミングが良すぎます。競合がいることを匂わせて、決断を急がせようとする演出のようです。海千山千の不動産業界人にしてやられてはいけないと、気持ちを引き締めました。
特にマイナスポイントは見当たらないものの、さすがに即決はできないので一旦引き上げようとしたところ、不動産屋から、更地の状態で購入したいのなら2週間以内に決断してほしい、と急に期限を切られてしまいました。
というのも、現在の地主は不動産投資の一環で所有しており、この土地を手放すにあたって、建売住宅を建てて売り出すことも考えているとのことでした。すでに建築確認申請も済ませてあるそうです。
建築確認申請済の図面まで出てきて、どうやらこれはブラフではなさそうです。
「設計を依頼したいと思っている設計事務所に相談してから返答します」ということにして、2週間後までに購入するか否か決断を迫られることになったのでした。(続く)
次の記事→ 【実録 ~その4~】私の土地購入まで(購入決断)
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