パチンコと私~1~

先週金曜日、ずっとやめていたパチンコに半年ぶりに行ってしまいました。

でも、結果勝ちました。ワーイ。。

パチンコとの出会い

大学時代

初めてパチンコ屋に行ったのは、大学1年生19歳のときです。

大学進学のため田舎から出て政令指定都市で一人暮らしをすることになりました。最初に付き合った友人グループが、麻雀、パチンコ、競馬などのギャンブルを一通りやる人たちで、何も知らない田舎者の私は、それが都会の大学生っぽいという理由で、麻雀を覚え、友人に連れられパチンコ屋に足を踏み入れました。

モンスターハウスという台を打ち、ビギナーズラックで3.5万円勝ち、友人たちに焼肉をおごったことを覚えています。

2回目からは一人で行くようになり、さらに3回ほど続けて1~1.5万円勝ち続けました。大学生にとっては大金です。

ただ、そこでパチンコにはまることはなく、その後、1回7~8千円負けたのを機にパチンコ屋には行かなくなりました。

数百円という単位を中心に毎日の生活をしている未成年者です。7~8千円も負けるなんてありえない、普通の世界じゃない、と思いました。

その後、麻雀、パチンコを中心に生活する友人グループと付き合っていては、せっかくの大学生活を台無しにすると思い、そのグループを抜け、別のグループと付き合うようになり、ギャンブルとは無縁の生活となりました。

パチンコ屋でのバイト時代

大学4年生になり、単位も取り終え就職も決まり、毎日学校に通う必要もなくなったので、アパートを引き払い実家に戻りました。田舎でアルバイトを探すと、どれも時給が安い中、近所のパチンコ屋が時給1,100円で募集していました。

応募すると、都会のまぁまぁいい大学の学生ということで珍しがられ、即採用となりました。

パチンコ屋では多種多様な人が働いていました。

店長は当時22歳で中卒でパチンコ屋の社員になった年下の若者。もう一人の社員は30代後半で、片目を失明しているもののトラブル客対応を主に担う強面。

アルバイトは、地元高専生、地元大学一年生、フリーターの23歳女。カウンター担当のアラサー女性アルバイト(パート?)が2人。

田舎の小さな店舗でしたので、メンバーは以上8名です。

店長は店長なのに年下ということで敬語で接してくるし、もう一人の社員は強面だけど、閉店後遅くまで目押しの練習に付き合ってくれるし、大学一年生のバイトはチャラ男だけど憎めない奴で、フリーターの23歳は化粧っ気がなくて地味だけどよく見ると可愛い子で、はっきり言って仕事も楽で、とてもいい職場でした。

今のパチンコ屋は接客態度など非常に厳しく教育しているようですが、私が働いていたのは田舎のパチンコ屋ですので、接客面の教育は全くありませんでした。

仕事内容は遊戯を終えた客の玉を運んで計測器に流す、大当たりした台に札を差す、玉づまりを直す、目押しできない客に代わって目押しする。あとは、当時まだ客が大当たりするとマイクパフォーマンスをするという文化が残っていまして、自分の担当のシマで大当たりが出るとやってました。

「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ。ありがとうございます。いらっしゃいませぇ!〇〇番台大当たり。おめでとうございます!!!」から始まって、適当に社員や他のバイトの真似をして言ってました。

最初は恥ずかしかったですが、慣れると仕事中に大きな声をだせることが気晴らしになって、カラオケのような感覚で気持ち良かったです。

唯一、夜中の新台入れ替えだけは重労働で大変でした。

田舎ということもあり、客のほとんど常連でした。

負けた日には「こんな店二度とくるかボケー!!」と店員に怒鳴り散らして帰るのに、翌日には何事もなかったように来店してくるような客ばかりでした。

ある日、珍しく若い女性客がいるな、かなり可愛い子だな、と思ってみると、小学生時代の初恋の子でした。クラスも違い、話したこともなかったので、向こうは気が付きもしません。彼氏と来店していました。

当時、中卒22歳の若造店長が考案した、とある条件を満たすと客の台の設定を6にする、というスロットキャンペーンの真っ最中でした。

これがはっきり言って、ざるというか穴だらけの条件で、数人で協力するとすぐに条件を満たしてしまいます。初恋の子もグループで来店しており、すぐに条件を満たしました。

確か彼氏の方がサラリーマン金太郎という台で20万円勝ち、初恋の子も7万円ほど勝っていきました。それから平日にもかかわらず、3~4日連続で初恋の子が昼間っから来店しました。とても悲しい気持ちになり、自分は絶対にパチンコをやるような人間にはなるまい、と誓いました。




パチンコと私~1~」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 37歳 金回りのリアル② | 30代後半からの100人斬りブログ

  2. ピンバック: 再発しそうなギャンブル依存 | 30代後半からの100人斬りブログ

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