都電荒川線ぶらり途中下車の旅からの吉原

1日かけて都電荒川線ぶらり途中下車の旅してきました。




スタートは有楽町線江戸川橋

今日は本当によく晴れていましたね。かねてから計画していた都電荒川線全線ぶらり途中下車の旅を実行することに。

頑張って午前8時に起きて、地下鉄を乗り継いで有楽町線の江戸川駅へ。

都電荒川線の始発は早稲田ですが、神田上水の関口大洗堰跡を見るために、江戸川公園へ行きたかったのです。

最近読んだ小説に神田上水の関口大洗堰が出てきたのですが、全くどんな設備なのか想像ができなかったから、実物を見てみたいなと。

天気も良く、神田川沿いの江戸川公園は散策するにはとっても良かったのですが、肝心の関口大洗堰跡は・・・・・

こんな看板があるだけで、史跡は何もありませんでした。ただの都会の用水路でした。

このあたりは地図でみると、関口芭蕉庵、肥後細川庭園など見所も多かったのですが、本来の目的は都電荒川線の全線乗車ですから、先を急ぎます。

1日乗車券で早稲田から乗車

始発(終点?)の早稲田から乗車しますが、始発駅にも関わらず無人駅。

1日乗車券(400円)は、電車の運転手さんから買います。

区間に関わらず、乗車1回170円、1日乗車券400円。安いっすね。

乗客は自分を含めて4人ほど。9時36分発のちんちん電車でぶらり途中下車の旅が始まりました。

雑司ヶ谷鬼子母神から雑司ヶ谷霊園

最初のぶらり途中下車は「鬼子母神前」

どうやら「恐れ入谷の鬼子母神」とは違う鬼子母神のようですが、なんか聞いたことがある気がするから一度行ってみてもいいかなと。

駅前から続く参道。住宅街には不自然な銀杏の巨木。ていうか銀杏の巨木が生えているところに無理に住宅を建てたのか。

案内看板によると江戸時代は大変にぎわった参道らしいですが、今は全く面影なし。静かな住宅街でした。

安産のご利益があるってことで、お宮参りに来ている方もいたりして、江戸時代に建てられたという本堂も趣のある感じです。

お宮参りの方の後について、しれっとお堂に上がり込んで内部も見学してきました。

おみくじは「吉」。微妙ですね。てか、いつも「吉」か「末吉」を引いてる気がします。

鬼子母神を出て、下車した「鬼子母神前駅」に戻るのではなく、一つ隣駅の「雑司ヶ谷駅」に向かいます。

鬼子母神を出るとすぐに東京音楽大学のキャンパスがありました。

フルートでも吹きそうな清楚なお嬢さんや、キャンパス見学の女子高生が出入りしています。

特に用事は無かったけれど、建物にしれっと入り込んでみました。教職員と間違われたのか、すれ違った女性に「お疲れ様です」などと声をかけられてしまいました。

「そうか、さすがに建物内は教職員か学生以外は入っちゃいけないよな」と慌てて出てきました。

グーグルマップで雑司ヶ谷駅までの道順を確認すると、駅の向こうの雑司ヶ谷霊園に「夏目漱石の墓」とか「永井荷風の墓」とか、著名人の墓がいくつかあります。

ぶらりと言ってみることにしました。

霊園ではありますが、静かで広々としていおり、紅葉もきれいで、いい散策スポットだなと。

ブラブラと墓と墓の間を歩いていると、特に大きな墓が並んでいる区画の中でも一際大きな墓が、件の「夏目漱石の墓」でした。

他の著名人の墓は、案内板がなければ分からないような質素なものばかりでしたが、夏目漱石の墓だけは、この霊園で一番大きかったんじゃないかなと思います。

巣鴨とげぬき地蔵商店街

「雑司ヶ谷駅」から乗車し、次は「庚申塚」で下車し、巣鴨とげぬき地蔵商店街をぶらつきます。

昼食に、どこか店に入るか食べ歩きでもするかと、思案しながらぶらぶらしていると「ときわ食堂」の看板を見つけました。

食堂という割にはきれいなお店で一人でも入りやすそうです。

そこそこ席が空いていたので、カウンターではなく2人掛けのテーブルに座り、「アジフライ定食」(アジフライ430円に+270円で定食)とハイボール(450円)を注文しました。

待っている間に続々と客が入ってきて、あっという間に店の前に行列ができました。客はお年寄りばかりですが、かなりの人気店だったようです。

出てきたアジフライ定食は、430円とは思えない質と量。1枚1枚が肉厚で大きく、衣もサクサク。お勧めされたソースと酢をかけるという食べ方が最高に合う!!

普段アジフライって食べることありませんが、これは本当に美味しかったです。

11時には行列ができていましたから、10時台に行くのがいいと思います。

飛鳥山公園

「庚申塚駅」に戻って再乗車し、次は「飛鳥山」で下車。飛鳥山公園の3つの博物館を見学しました。

「紙の博物館」、「北区飛鳥山博物館」、「渋沢栄一資料館」の3館共通券で720円。

それぞれ20~30分ずつでざっと見学できます。北区飛鳥山博物館は区の博物館としては見ごたえ十分。

飛鳥山公園半分はかつて渋沢栄一の私邸だったようで、資料館のほかに戦争で焼け残った当時の建物がいくつか残っており、共通券で見学することができます。

飛鳥山公園は山というだけあって、小高くなっており、JR王寺駅方面の見晴らしもそこそこよかったです。

荒川車庫前

「JR王子駅前」から再乗車し、「荒川車庫前」で下車。

その名のとおり、都電の車庫があり、車両が置いてあります。

ただ車庫があるだけじゃなくて、隣の「都電思い出広場」に古い車両が展示してあったりします。

まぁちょっと子供を遊ばすにはいいかなという程度の施設です。

ゆいの森あらかわ

「荒川車庫前」から再乗車し、次は「あらかわ七丁目」で下車し、「ゆいの森あらかわ」まで歩きました。

「ゆいの森あらかわ」は、荒川区図書館なのですが、吉村昭記念文学館が併設されています。

恥ずかしながら「吉村昭」さんは存じ上げませんでしたが、記念館ができるということは大作家なのでしょう。

てか、めちゃくちゃ立派な図書館。本も多いしデスクも多い、何よりおしゃれで、荒川区にこんなに立派な図書館がいるの?って思うぐらい立派な5階建ての図書館です。

その中の一部が記念文学館で自由に見学できました。

うん、やっぱりよく知らない人でしたが、書斎が再現されていたりして、図書館の中にある無料の記念館とは思えないほどでした。

ジョイフル三ノ輪

「あらかわ二丁目」から再乗車し、終点一つ手前の「荒川一中前」で減車し、ジョイフル三ノ輪を散策します。

ジョイフル三ノ輪は、昔ながらの、というか、昔のままの商店街です。

シャッターのしまった店もそこそこありますが、ほんと昔のままか!というような店も多いです。

有名な蕎麦屋もあるみたいです。日本そばの三大系統の一つ砂場蕎麦の代表店とのことです。

食べていこうかなと思いましたが、ときわ食堂のアジフライ定食がボリューム満点だったので、全くお腹もすいておらずスルーしました。

ジョイフル三ノ輪の商店街を抜けると、都電荒川線の終点三ノ輪駅があり、都電荒川線全線ぶらり途中下車の旅も完了です。

新吉原

自宅には銀座線に乗って帰りたいので、三ノ輪から浅草まで歩くことに。

地図を見ると、その途中に吉原とかありますね。グーグルマップに「大門跡」とか「吉原神社」などの名所マークがあり、その手前に「樋口一葉記念館」てのもあります。

てことで、まずは「樋口一葉記念館」へ。

3階建ての立派な記念館で、300円の割に展示も立派で豊富だったのですが、いかんせん樋口一葉に関する予備知識がなさ過ぎでした。

とにかく分かったのは、作家としての地位を確立するまでは、吉原のそばで駄菓子屋を営んでいたということで、その店があったそばにこの記念館があるってことです。

てことで、そのまま吉原大門跡へ。といっても、普通にソープランド街の中で何もありませんでした。かつての遊郭街を思わせる何かがあるかと期待したのですが、何もありませんでした。

ただ、ソープの黒服のおじさんや、よくわかりませんが「喫茶」とか書いてある無料案内所?のおばちゃんに呼び込みされただけでした。

吉原神社に行ってみたりしたけれど、特にそういう文化的な名残もなく・・・

てことで、そのまま浅草の繁華街を徒歩で抜けて銀座線田原町駅から地下鉄に乗車し帰宅しました。

合計で24,000歩も歩いていました。

豊島区・北区・荒川区・台東区の見所はだいたい全部見たんじゃないかと思っています。

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